2017/01/28

徳島新聞に「がん予防のススメ」が掲載されました。( 口腔がん)

 徳島新聞に「がん予防のススメ」が掲載されました。( 口腔がん)
 徳島新聞に「がん予防のススメ」が掲載されました。( 口腔がん)

口腔がん

〜セルフチェックのすすめ〜

 

徳島大学医歯薬学研究部 口腔外科学分野 助教

工藤景子医師

 

口の中にできるがんを「口腔がん」と呼びます。できやすい部位は舌や歯肉です。口腔がんの発生頻度は、がん全体の2%程度ですが、最近、増加しています。

 早期発見・早期治療できれば、口腔がんの5年間の生存率は90%以上で、比較的治りやすいがんです。しかし、がんのサイズが大きくなったり、首のリンパ節に転移すると治療成績が下がると共に、治療後の後遺症が大きくなります。

 口腔がんは、自分で見て、触れるため、セルフチェックで発見できます。2週間以上治らない潰瘍や口内炎、硬いしこりやカリフラワー状の表面が粗造なできものなどがあったら、かかりつけ歯科や口腔外科・耳鼻咽喉科などで診てもらいましょう。