がん緩和・こころのケア部門
がん緩和・こころのケア部門の紹介
★がん緩和・こころのケア部門長
沼田 周助
【役職】徳島大学大学院医歯薬学研究部精神医学分野教授
【経歴】2000年 徳島大学医学部医学科卒
2008年 米国国立精神衛生研究所留学
2011年 徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部助教(精神医学分野)
2013年 徳島大学病院講師(精神科神経科講座)
2017年 徳島大学大学院医歯薬学研究部准教授(精神医学分野)
2021年 徳島大学大学院医歯薬学研究部教授(精神医学分野)
【専門分野】統合失調症、気分障害、認知症
★がん緩和・こころのケア副部門長
川人 伸次
【役職】歯科麻酔科学分野教授
乾 友浩
【役職】食道・乳腺甲状腺外科特任助教
青井 駿
【役職】精神科神経科特任助教
尾形 美子
【役職】看護師長 緩和ケアセンタージェネラルマネージャー
緩和ケアセンターのご案内
当院は都道府県がん診療連携拠点病院として、専門的ながん医療を提供しています。これらの患者さんへ治癒を目指した治療と並行して、治療開始時から緩和医療・緩和ケアの適切な提供と円滑な地域連携を目的に、1997年に緩和ケア室を開設し、現在は緩和ケアセンター(場所:西外来棟1階)として活動しています。
緩和ケアセンター
がん患者さんやそのご家族の多くは、診断から治療、その後もがんと共に生活していくことになります。
緩和ケアとは、がんに伴う痛みや吐き気、息苦しさなどの『体のつらさ』だけでなく、今後への不安や眠れない、気分が落ち込むなどといった『こころのつらさ』、自宅で過ごしたいがどうすればいいかわからないなどの『生活のつらさ』など、様々なつらさを和らげ、がん患者さんやそのご家族にとって可能な限り良好な生活の質を実現させるための医療です。
緩和ケアセンターでは、少しでも”その人らしく”過ごせるよう、様々な苦痛を緩和し、本来持っている力を最大限に発揮できるように、患者さんと一緒に考えサポートしています。
緩和ケアチーム
【 緩和ケアチーム 】
「緩和ケアチーム」では、がん患者さんの「体のつらさ」や「こころのつらさ」を和らげ、がん患者さんやそのご家族がこれからの治療や病気に向き合いながら、その人らしい人生を送ることができるよう、病棟スタッフやその他の医療スタッフの皆さんと協力しながらサポートしています。
緩和ケアチームは、緩和ケアに関する専門的な知識や技術を持った医師や看護師、薬剤師心理士、医療ソーシャルワーカーといった多くの職種が集まって構成されています。
[依頼方法]
対象となるのは当院入院中の患者さんです。緩和ケアチームによるサポートを希望される場合は、担当医師、もしくは、病棟看護師へご相談ください。
【緩和ケア外来】
「緩和ケア外来」では、主に「体のつらさ」に対し痛みのコントロールを行うなど、がん患者さんのつらさが少しでも和らぐように、緩和ケアに関する専門的な知識や技術を持った医師や看護師による診療を行っています。
[受診方法]
・当院通院中の場合
担当医師からの紹介状が必要です。まずは、担当医師へご相談ください。
・当院以外の医療機関に通院中の場合
緩和ケア外来の受診を希望される場合は、かかりつけの医師からの事前連絡が必要です。まずは、かかりつけの医師へご相談ください。かかりつけ医師と当院緩和ケアセンター担当医師で情報共有を行い、受診が決まりましたら当院で予約を取り、受診方法を説明させていただきます。
[診療日時]
木曜日 13:00から15:00
[問い合わせ]
徳島大学病院 緩和ケアセンター
TEL:088-633-7457
※ 受診が決まりましたら、受診方法について改めてご説明いたします。
【がん看護専門外来】
「がん看護専門外来」では、がんの専門的な知識や技術を持つ看護師が、がん患者さんとそのご家族に対し看護ケアの提供を行っています。
「病気や治療について不安なことがある」「治療方法をどう選べばいいのか悩んでいる」「治療中の生活に悩みがある」といったがん治療や生活に関する疑問や不安がございましたら、お気軽にご相談ください。
[受診方法]
がん看護専門外来は、当院通院中もしくは入院中のがん患者さんとそのご家族を対象に、当院外来の診療時間内で実施しています。
受診には事前予約が必要ですので、まずは、担当医師や看護師へご相談ください。担当医師もしくは看護師から当院緩和ケアセンターへご連絡いただき、がん看護専門外来の予約の手続きをさせていただきます。
がん心理相談について
がん心理相談とは・・・
詳しく掲載しています。
ご覧ください。
がんサロン
【 がんサロン 】
(令和5年9月より再開しておりますが、現在は当院の患者さんのみの参加としております)
当院では、2010年3月より、がん患者さんやご家族の交流の場として
「がんサロン」を開設していましたが、多数のご参加があり
2013年9月よりがん患者さんのみ対象に開催しております。
毎回、10名程度の参加者がお茶を飲みながら和やかな雰囲気で、
がんの療養体験や体験を通して感じた気持ちについて語り合っています.
参加者のがん種やステージは様々ですが、参加者からは、「サロンに
参加するまでは1人で悶々と悩んでいたけれど、サロンに参加して、
同じような悩みを持っている人と話ができて気持ちが楽になった」
「同じがんを患っているからこそ分かり合えることがある」といった
話が聞かれます.サロンには、臨床心理士や、ボランティアスタッフが参加しています.
また、がんに関する書籍も揃えており、貸し出しもしています.
がんの療養生活は、不安や辛さをともなうこともありますが、
サロンに参加して、「ほっと」する一時を過ごしていただければと思っています.
皆さんのお越しを心よりお待ちしております。
疼痛に対する神経ブロック等について
疼痛に対する神経ブロック等については
詳しくは下記よりご覧ください。
https://www.tokushima-hosp.jp/department/circulatory_center.html?view=1&rank_code=center&belong_code=c66
がん患者教室
【がん患者教室について】
がん緩和・こころのケア部門では、不定期の開催ですが、
当院に入院・通院中の患者の方を対象に医師・栄養士・看護師
・医療ソーシャルワーカー・臨床心理士らスタッフと語り合う場を設けています。
がん患者様・患者家族様の方を対象に
年に数回、テーマを決めて「肺がん患者教室」「婦人科がん患者教室」
「乳がん患者教室」「前立腺がん患者教室」「化学療法がん患者教室」など
開催しております。
当日は、医師・看護師・栄養士・心理士・医療ソーシャルワーカーなどからの
お話、また参加者からのご質問などにお答えしております。
日頃、診察や入院中に聞けなかったこと、病気のこと、栄養のこと、医療費のこと、
心の悩みなど、多職種が対応しております。
ぜひ、開催時にはご参加下さい。
★開催日時 随時がん診療連携センターホームページにて掲載いたします。
がん患者教室の様子
医師と心理士のミーティング
【ミーティングについて】
医師と心理士によるミーティングを定期的に行っています。 皆様からの心理相談について医師に報告し、緩和・こころのケアに対し安心してご利用 いただけるよう日々努力しています。
緩和ケアの緊急時の対応について
徳島大学病院には固定した緩和ケア病棟はありませんが
緩和ケアの緊急入院時に対応する体制を取っています。
緊急で受診される場合は、現在かかっておられる診療科にご連絡下さい。
時間外に受診される場合は、現在かかっておられる診療科をお伝え下さい。
各診療科にがん緩和治療責任医師を設け、対応致します。