2015/03/02

徳島新聞に「がん予防のススメ」が掲載されました。(口腔がん)

徳島新聞に「がん予防のススメ」が掲載されました。(口腔がん)
徳島新聞に「がん予防のススメ」が掲載されました。(口腔がん)

~口腔がん~口の中にもがんはできます~
徳島大学病院 口腔内科 助教
青田桂子

「口の中にがんができるのですか?」と患者さんが驚かれることがあります。口の中の歯以外のすべての部位にがんは発生します。口腔がんは、がん全体の1~2%と決して多くはありませんが、日本国内での罹患数は年々増加しています。好発部位は舌で、次いで、下顎歯肉、口底、頬粘膜、上顎歯肉、硬口蓋の順になります。
口腔がんは、早期発見(大きさが2cm以下でリンパ節転移なし)の場合、5年生存率は90%以上と、他のがんに比べて治癒率の高いがんです。口の中のしこりや、白色や赤色など色の変化、なかなか治らない口内炎がある場合は、すぐに診察を受けましょう。かかりつけの歯科医院をもち、定期的に診察を受け、歯の健康を保つとともに、口腔がんの早期発見に努めることが重要です。