2010/12/05

徳島新聞に掲載されました。がん予防のススメ Vol.6(大腸がん)

徳島新聞に掲載されました。がん予防のススメ Vol.6(大腸がん)
〜大腸癌の予防と治療〜 徳島大学病院消化器移植外科 講師 西岡将規  大腸癌は、この25年間で罹患数は5倍、死亡数は4倍に増加しています。その予防は、加工肉の過摂取を避け和食中心の食事、肥満にならない適度な運動が重要です。検診は便潜血検査ですが、徳島県の検診受診率は10.1%であり、全国で2番目に低率です。  治療では低侵襲治療として内視鏡治療に加え、腹腔鏡手術が普及し、最近では進行癌にも適応できるようになりました。最近は、肛門に近い大腸癌では人工肛門を回避し、局所再発を抑制するために術前に化学放射線療法が行われることもあり、腹腔鏡手術を併用するオンリーワンな治療も可能です。  大腸癌は検診により早期発見を行い、適切な治療を受ければ、予後は決して悪くありません。 ★お問い合わせ 徳島大学病院 ℡088-631-3111 がん診療連携センター ℡088-63-7312 徳島がん対策センター相談窓口 ℡088-633-9438