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がん生殖 相談・連携 について

近年、若くしてがんを発症する患者さんが増えています。がん治療の原則は、何よりも病気を乗り切ることが最優先であり、がん治療による副作用・後遺症を許容せざるを得ない現状があります。

しかし、がん治療として行われる手術や放射線治療、抗がん剤治療により、将来子供を持つことが困難となる場合(妊よう性の廃絶)があります。若年がん患者さんは、がん治療を行うにあたり、「がん」による恐怖のみならず、「妊よう性の廃絶」に関する将来の不安も抱えることになります。このような不安に対して、徳島大学病院では、がん生殖相談連携体制を整えておりますので、お気軽にご相談ください。

妊孕性温存治療

抗がん薬には,卵子・精子および卵巣・精巣機能に大きく影響するものと,ほとんど影響しないものがあります。妊孕性を損なうリスクが高い方は原疾患の治療の前に、未婚女性であれば卵子、結婚していれば夫との精子と受精させて受精卵を凍結し、男性であれば精子を凍結保存して妊孕性を温存することが考慮されます。ただし卵子を確保するためには排卵誘発剤での卵巣刺激が必要であり、採卵という侵襲的処置も必要となるため2週間程度治療に要します。一方、初経前の小児や治療開始までに時間がない症例では腹腔鏡手術で卵巣を摘出し卵巣組織凍結が行われることがありますが、現時点では研究的治療と位置付けられています。

調剤と情報 2017年9月 特集企画 AYA世代がん患者のサポーティブケア
「AYA世代がん患者のがん薬物治療と妊孕性への影響 (中村健太郎、高江正道、鈴木直)」改変

がん生殖相談を受けるに当たっての留意事項

原疾患の治療が最優先です。

  • 術後治療や化学療法の開始がおくれないように治療することを原則としています。
  • 化学療法1-2か月で卵巣・精巣機能低下しますので、可能であれば 手術前もしくは術後内分泌・化学療法前 (血液疾患の場合は診断確定時) にご紹介ください。
  • 相談には、現在受診されている主治医からの紹介状(診療情報提供書)が必要になります。がん生殖医療に関する情報提供(カウンセリングと可能な選択肢の提案)のみの相談にも対応いたします。
  • 相談者は、原則患者さんご本人に限りますが、ご家族の方がご一緒でも構いません。
徳島県がん生殖連携ネットワーク
当院外来紹介の流れ
  • 1.相談者 ⇒ 受診医療機関
    相談を希望される方は、事前に現在受診している医療機関の主治医・地域連携担当者に、がん生殖相談を申し込みたい旨申し出てください。
  • 2.受診医療機関 ⇒ 徳島大学病院
    医療機関の地域連携担当の方から、当院の診療科(がん治療の担当科でも、産婦人科でもかまいません)に連絡し、予約してください。
    実際の予約は通常のFAX予約と同じですが、「がん治療科・生殖科連携紹介状(HPから ダウンロード可)」を通常の診療情報提供書に添付してください。

妊孕性温存等治療紹介に関する「徳島大学病院FAX予約申込票」記入のポイント

紹介元医療機関、患者名など必要事項を記入してたうえ、下記の①から④については例示のとおり記入ください。

希望診療科名→産婦人科
医師名→妊孕性担当医
受診希望→ or 全日 午後の予約枠
※簡単な症状等を必ず記入ください。

「別紙のとおり」と記入し必ず「がん治療科・生殖科連携紹介状」を添付

徳島大学病院の紹介患者に必ず診療情報提供書と「がん治療・生殖連携紹介状」を渡してください。


当院での治療期間と費用
治療期間 費用 助成
胚凍結 2-4週間 30-40万 20万(AYA助成)
30万(こうのとり)
卵子凍結 2-4週間 20-30万 20万
卵巣組織凍結 1-3週間 60-80万 20万
精子凍結 1日 3-4万 3万

*凍結延長2年ごと:3万円(当院)

徳島県AYA世代妊孕性(にんようせい)温存治療費助成事業

関連資料・リンク

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