日光角化症
徳島大学大学院 医歯薬学研究部皮膚科 准教授 村尾 和俊
紫外線には遺伝子を傷害する波長が含まれるため、長時間日光に当たる生活を続けていると皮膚がんが生じやすくなります。日光角化症は紫外線によって生じる皮膚がんの一つです。高齢者の顔面・手背などの露光部に好発し、黄白色の鱗屑を付着する紅色病変(赤いシミの様な)として生じます。日光角化症はがん細胞が皮膚の浅い所に限局している前がん状態ですので、この段階で治療をすれば転移などを起こすことはありません。しかし、放置すると皮膚有棘細胞がんへと進行することがあります。
農業などで長時間屋外の仕事に従事されてきた方は、顔に「赤いシミ」の様な病変がないかチェックしてみて下さい。また、強い日差しの日には日焼け止めを活用し、皮膚がんを予防しましょう。
2021年1月31日
徳島新聞に「がん予防のススメ」が掲載されました。(脳腫瘍)2021年1月24日
徳島新聞に「がん予防のススメ」が掲載されました。(肺がん)2021年1月17日
徳島新聞に「がん予防のススメ」が掲載されました。(胃がん)2020年12月27日
徳島新聞に「がん予防のススメ」が掲載されました。(大腸がん)2020年12月20日
徳島新聞に「がん予防のススメ」が掲載されました。(口腔がん)2020年12月13日
徳島新聞に「がん予防のススメ」が掲載されました。(乳がん)2020年3月1日
徳島新聞に「がん予防のススメ」が掲載されました。( AYA世代のがん)2020年2月23日
徳島新聞に「がん予防のススメ」が掲載されました。( 大腸がん)2020年2月16日
徳島新聞に「がん予防のススメ」が掲載されました。( 血液がん)2020年2月9日
徳島新聞に「がん予防のススメ」が掲載されました。( 卵巣がん)