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肝がん

肝がん・肝腫瘍

治療法の紹介およびリンク先

肝がんの治療法には大きく分けて外科的治療と内科的治療があります。それぞれに長所・短所があり、腫瘍の状態と肝機能から、治療法を選択します。

 

(1)肝切除術
腫瘍を含む肝臓の一部を切除する治療法で、最も確実な治療法の一つです。
腫瘍の大きさ、数、占拠部位、肝機能から肝切除可能かどうか判断します。
低侵襲術式としての腹腔鏡補助下肝切除術も2010年4月から一部の術式が保険収載されました(外側区域切除、部分切除)。
当科でも適応症例には積極的に導入しています。

(2)肝移植術
我が国では脳死ドナーの不足から、主に生体肝移植が行われています。
これは、近親者から肝臓の約40-60%を提供していただき、患者さんに移植する治療法です(詳しくは教室HP内の「肝移植について」をご覧下さい)。
肝がんが単発で5cm以下あるいは3cm以下3個以内で、肝機能が悪い患者さん(Child-Pugh分類でグレードC)は保険適応での肝移植が受けられます。

 

(3)内科的治療
体外から腫瘍に直接針を刺して行う穿刺凝固療法と、肝動脈塞栓療法があります。
穿刺凝固療法では主にラジオ波(RFA)が使用されています。
治療アルゴリズムにもあるように、通常は3cm以下の小型肝がんで個数が3個以内の場合が適応となります。
肝動脈塞栓療法は下肢のつけねの大腿動脈からカテーテルを挿入し、肝臓に抗癌剤を注入したり、腫瘍に入る動脈を詰める方法です。
4個以上の多発肝がん症例には、肝動注用のリザーバーを留置し、抗癌剤を投与する方法で外来に通院しながらの投与も可能です。
2009年6月より肝がんに対する分子標的治療薬であるSorafenib(ネクサバール錠)が登場し、切除不能肝がん症例に対してSD(stable disease)を目指して用いられています。
ただし、副作用としての手足症候群(hand-foot syndrome)は頻度が高く、投与前からのスキンケア、症状出現時の適切な治療が必要です。


徳島大学消化器・移植外科HP:http://tokugeka.com/surg1/
肝がんhttp://www.tokugeka.com/surg1/research/page4_1_2.html
肝移植http://www.tokugeka.com/surg1/group/isyoku/index.html

日本肝癌研究会http://www.nihon-kangan.jp/

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